日本の綿花の歴史

タオル豆知識
私たちが普段使っているタオル。
タオルの原材料はいろいろとありますが、特に人気が高いのは、吸水性が良く柔らかな「綿100%」のタオルです。
 
この綿(綿花)、日本での栽培はいつから行われていたのでしょうか?
平安時代に書かれた『日本後紀』には、漂着したインド人によって綿花の種子が伝わったという記述があります。
しかしこのときの綿の種子は定着することなく、栽培は成功しなかったということです。
 
その後、戦国時代になると、各地の文献のなかに綿の栽培について書かれたものが散見されるようになります。
このことから戦国時代(15世紀~16世紀)が日本における綿の栽培の始まりと考えられています。
 
江戸時代になると綿は自給目的と商品としての栽培で、ほぼ全国に広まっていきます。
綿織物も普及し、庶民の生活に欠かせないものとなっていきました。
綿は庶民の生活に浸透し、綿花作りは最盛期を迎えます。
 
明治時代になると、国の政策により綿布の生産が強化され、輸出量が世界一になるなど大きな発展を見せました。
 
しかし第二次世界大戦後になると、安価なアジア産の綿布に押され始めます。
生産は徐々に下火になり、現在では統計上の国内自給率はほぼ0%となっています。
 
 
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