タオルへの認識でわかる国籍の差

日本の旅館でのタオルの利用方法と、ホテルのタオルの利用方法は、もとからその用途が違うということが理解できたと思います。
さて・・・このタオルの利用方法とは別に、使用の仕方でどの国籍の方なのかがわかるといわれています。

最近はホテルに、ハンドタオルとフェイスタオル、そしてバスタオルが置いてあります。
日本人は旅館に宿泊した場合、体を洗うときにフェイスタオルを利用しますので、ホテルでも当然のようにフェイスタオルで体を洗おうと思います。
厚手のフェイスタオルは体を洗うという行為に適していないので、「イラッ」としますよね。

海外の方の場合、また海外の生活が長いという方の場合、迷うことなくハンドタオルを利用して体を洗うんですって。
日本人の場合、昔からの習慣で、体を洗うときというのは、当然フェイスタオルなんだということが刷り込まれているのですが、海外の方はそういった刷り込みがないんです。
使い勝手を考慮すると、当然のようにフェイスタオルではなく、ハンドタオルで洗ったほうが洗いやすいと考えるのですね。

日本人は決まりにうるさい人種です。
ハンドタオルというのは汗を拭いたり手を拭いたりということに利用するもので、体を洗うという意図があるものじゃない、だから使いにくいけれどフェイスタオルで当然のように体を洗おうとしてしまう。
でも、体を洗うということを考えれば、同じ厚みのタオルであっても面積が少ない分、体を洗うということに適しているということを考えないのですよね。
体を洗うイコールフェイスタオル。
汗を拭く、手を拭く、イコールハンドタオル。

でも利用方法を考えてみると、ハンドタオルのほうがずっと利用しやすい。
タオルをどう使うか?ということを見ても、その人のお国柄というか、癖、習慣が出るということ、とても面白いことですよね。
ホテルで体を洗うとき・・・これから、使い勝手を一番に考慮してみると「イラッ」とすることがなくなるかもしれません。

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